FOR BEREAVED FAMILIES
ご家族を亡くされて間もない中で、このページに辿り着かれたのだと思います。気持ちの整理がつかないうちから手続きの話をしなければならないのは、本当に大変なことです。
相続の手続きは、悲しみの癒えないうちから期限だけが進んでいく、つらい仕組みになっています。しかも多くの方にとっては初めての経験で、「何から手をつければよいのか」「うちは相続税がかかるのか」「間に合うのか」という不安が重なりがちです。
このページでは、相続が発生してから相続税の申告・納税までの全体像を、時期ごとに一枚の地図としてまとめました。すべてを今日やる必要はありません。まずは全体を眺めて、「いま自分がどこにいて、次に何をすればよいか」だけ確認してください。
相続の手続きには、法律で決まった期限が3つあります。この3つさえ頭に入れておけば、大きな失敗は避けられます。
| 3ヶ月以内 | 相続放棄・限定承認の申述期限。亡くなった方に借金や保証債務がある可能性のある場合は、財産に手を付ける前にご相談ください。 |
|---|---|
| 4ヶ月以内 | 準確定申告の期限。亡くなった方のその年の所得(不動産収入・事業・年金など)について、相続人が代わって所得税の申告をします。 |
| 10ヶ月以内 | 相続税の申告・納税の期限。起算日は「相続の開始があったことを知った日の翌日」です。納税も原則この日までに現金で行います。 |
10ヶ月というと長く感じられますが、財産の調査・評価、遺産分割の話し合い、書類の収集にはそれぞれ時間がかかります。実務の感覚では、四十九日を過ぎた頃から動き始めるのがちょうどよいタイミングです。
相続税には基礎控除があり、遺産の総額がこれを超えなければ申告も納税も必要ありません。
たとえば相続人が配偶者と子2人の計3人なら、基礎控除は4,800万円です。
ここで世田谷区にお住まいの方に知っておいていただきたいのは、世田谷区は「相続税がかかる家」が全国平均の約3倍ある地域だということです。ご自宅の土地だけで基礎控除に届いてしまうことが珍しくなく、「うちは普通の家だから関係ない」と思っていた方が申告が必要だった、というケースを数多く見てきました。
遺産の総額がどのくらいになりそうか、税額の目安がどのくらいかは、当サイトの相続税シミュレーションで試算できます。おおまかな財産額と家族構成を入れるだけで、計算のしくみの図解つきで確認できます。
銀行に亡くなったことを伝えると口座は凍結されますが、慌てる必要はありません。葬儀費用や当面の生活費については、遺産分割前でも一定額を引き出せる制度(仮払い制度)があります。
世田谷の相続は、財産に占めるご自宅の土地の割合が大きいのが特徴です。土地は「路線価×面積」で単純に計算すると高く出がちで、形のいびつさ、間口の狭さ、高低差、私道の負担など、評価を下げられる事情を一つずつ拾えるかどうかで税額が大きく変わります。
亡くなった方が家族名義で積み立てていた預金(名義預金)や、直前の入院費用などでまとまって引き出したお金は、税務調査で最も見られるポイントです。通帳の動きを丁寧に確認し、申告に含めるべきものを漏らさないことが、後日の調査を防ぐ最善の方法です。
ご自宅の土地の評価を最大80%減額できる大きな特例ですが、誰が相続するか・その後どう使うかで適用できるかが変わる、要件の細かい制度です。分け方を決めてしまってから「特例が使えない分け方だった」と気づいても取り返しがつきません。遺産分割の話し合いの前に要件を確認しておくことが重要です。
分け方の話し合いは、準備なしに始めるとこじれやすいものです。話し合いの前に、次の3つを整えておくと格段に進めやすくなります。
金融機関・役所・専門家とのやり取りや書類のとりまとめは、相続人のどなたかお一人が窓口になるのがいちばん円滑です。全員で分担すると、かえって抜けや行き違いが起こります。窓口役が決まっていると、他のご家族の負担も大きく減ります。
住み続けるのか、売るのか、貸すのか——ご自宅の扱いは、分け方の選択肢と使える特例を最初に決める分岐点です。結論まで出す必要はありませんが、「お母様が住み続ける前提か」程度の方向感があるだけで、話し合いの土台ができます。
小規模宅地等の特例(自宅の土地を最大80%減額)は、誰が相続するかで使えるかどうかが決まります。配偶者の税額軽減も、使い方しだいで二次相続の負担に跳ね返ります。分け方を固めた後では取り返しがつかないため、税額に関わる要件の確認だけは話し合いの前に済ませておくことを強くおすすめします。
世田谷相続専門税理士事務所は、相続税を専門とする税理士事務所です。
費用は、財産の内容にもとづくお見積りを面談時にご提示します。お見積りは概算のため、調査で遺産総額が変わればそれに応じて報酬も変わりますが、変わる際は必ず事前にご説明します。料金の考え方と計算例は料金ページでご確認いただけます。→ 「料金」へ
四十九日を過ぎた頃のご相談が最も多く、進め方としてもちょうどよいタイミングです。期限まで10ヶ月ありますが、早いほど取れる選択肢が多くなります。期限が迫っている場合も、まずはご連絡ください。
手ぶらでも大丈夫です。あれば、固定資産税の納税通知書と、財産のおおよその金額メモ(預貯金・株式・保険など、分かる範囲で)をお持ちいただくと、より具体的なお話ができます(詳しくは「面談前のご準備メモ」をご覧ください)。
初回面談は二子玉川など各地の貸会議室でお会いするほか、オンライン面談でも承っています。ご契約後のやり取りはお電話・メール・郵送で進められますので、遠方の相続人さまがいらっしゃるご家族も多くご利用いただいています。
ご状況の整理がついたら、次はこちらをご覧ください。それぞれのページで、業務の中身・料金・進め方をくわしくご説明しています。
①今後の流れとスケジュール、②報酬のお見積りをご案内します。
まだ検討中の方は、税額の目安の試算や相続ナレッジからどうぞ。
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